これでわかる!臨床心理士大学院指定制。平成8年より改定されたこの制度導入の背景や第1種指定大学院と第2種指定大学院の違いなど、大事なポイントをおさえてわかりやすく説明します。
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臨床心理士指定大学院とはどのような大学院を指すのでしょうか?
臨床心理士の資格試験は財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する資格ですが、平成8年度に資格審査規定の改正が行われました。この改定に伴い、臨床心理士資格試験を受験するには日本臨床心理士資格認定協会の指定を受けた大学院修士課程(博士前期課程)の修了が必須となりました。
臨床心理士大学院指定制の背景には、臨床心理士には、心の専門家としての一定水準以上の基本的な知識と技能を有することが強く求められていることが挙げられます。また臨床心理士の教育・訓練システムの整備を図ることといった目的もあるようです。
文部科学省の全面的にこの指定制度を支援しており、現在では学部における臨床心理学科、大学院における臨床心理学専攻の新設認可など、関係機関の努力によって臨床心理士(高度専門職業人)養成のための専門修士課程大学院がますます充実してきています。
日本臨床心理士資格認定協会によって指定された臨床心理士指定大学院は、その担当教員の編成や実習設備の充実度によって第1種と第2種に区分されており、大学院指定のポイントとしては、原則として大学院研究科の専攻・課程の名称が「臨床心理学」であることや、臨床心理学を体系的に学ぶための人材とカリキュラムがあり、実習設備が整っている点などが挙げられます。
第1種指定大学院を修了すると実務経験がなくても臨床心理士試験の受験資格が与えられますが、第2種指定大学院の場合は修了後に実務経験を一年以上積むことが必須とされています。そのため、第1種指定大学院に受験者が集まり入学試験が難しくなる傾向があります。
例えば教育の分野では、教育センターや学校内の相談室、各種教育相談機関などが、臨床心理士の募集先は挙げられます。そのような職場での臨床心理士の主な仕事は、学業、発達、生活面などでの問題に対し、心理的な援助を行うことです。ときには生徒本人との面接のみならず、親の面接、教師へのコンサルティングなどを実施し、必要であれば他の機関との橋渡し役を務めることもあります。
スクールカウンセラーや家庭教育カウンセラーなど、ストレス社会と言われる現代においては臨床心理士の活躍の場は多いと言われておりますが、実際の求人状況はどうなのでしょうか?
その就業スタイルにより求人・募集の状況は、ひとくちに臨床心理士と言ってももいろいろですが、通常常勤での臨床心理士の求人状況は芳しくないというのが現状のようです。
臨床心理士には大学院卒業後にスクールカウンセラーや教育センターなどといった教育分野、病院・診療所といった医療分野、心身障害者福祉センターのような福祉分野でパートをいくつか掛け持ちしながら働いている人が現時点では多いようです。
実際に教育・医療・福祉といったジャンルだけではなく司法・労働産業の分野で活躍する臨床心理士もいますし、個人で開業する臨床心理士も増えつつあります。臨床心理士そのものの需要は確実にありますので、常勤にこだわればあまり求人状況はよくありませんが、もっとも大切なことは臨床心理士として自分がどのように働きたいのかを見極めることだと言えるのではないでしょうか?
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